バツ×ばつ×バツ-呪われた校舎の巻-/登場人物

ShareLink

主要人物

榊野 陽介(さかきのようすけ)

榊野陽介

バツ×ばつ×バツの主人公。
降魔師一族をまとめる頭領、榊野家の現当主であり、対象の魂と同調することで浄化する力「浄眼」の能力を持つ。
普段はヘタレ気質だが降魔師としての秘められた能力は未知数。
趣味でギターをやっており、知人を集めて降魔業のかたわらバンドを結成しようとしているそうな。
守谷みくとは交際中。

社 司(やしろつかさ)

社司

代々榊野家の助手を務める社家の長男。
小説では陽介のライバルのような存在として登場したが、今作では皮肉さは残しているものの、同業者として陽介の力を認めている面が見られる。
陰陽術と降魔術を合わせた術を使い、陽介よりこの業界に長くいるためか経験豊富で何かと頼りになる。
道警などにも知り合いがいるようだ。
老若男女問わず人気があるが、本人は人に対して好意をよせる事はほぼない。

守谷 みく(もりやみく)

守谷みく

陽介の年上の彼女。司とは親戚同士で姉弟のような関係。
地域ルポライターをやっており、全国各地を飛び回り、行く先々の文化や食物・名産品などをカメラと文字に収めている。
何事にも積極的に取り組み、いつも陽介を圧倒している。

校舎で出会う人物

大崎先生(おおさきせんせい)

大崎先生

寝癖と口元のホクロが特徴的な斗幌中学校の宿直。
斗幌中学校の卒業生で、地元出身。
事務的ではあるが時折冗談を交えるなど気さくな面も。
校舎の呪い問題を解決するために協力を惜しまない

実は12年前に失踪したとされるスクールカウンセラー、尾﨑良平本人。
宿直の大崎に成り代わって、宿直として斗幌中学校に訪れた霊媒師や呪いを解決する業者たちを監視していた。
監視の目的は本当にときやタンネカムイ、校舎の霊の呪いを解決してくれる人物か見極める事と、隠蔽に関わる町や校内の関係者の不穏な動きから彼らを守るため。
尾﨑自体は想いは強いが他の亡霊に干渉する力はないため、訪れた霊媒師が亡霊に殺されるのを止める事はできなかった(恐らく忠告はしていた)
時折、在校生だった頃の姿で現れ、ときの寂しさを鎮めなければと憂いている。
一人っ子で生前は独身ではあったが、親戚に子供が多かったためか世話好きで子供に懐かれるタイプ。

尾﨑 良平(おざきりょうへい)

28年前の神隠し事件で唯一生き残った斗幌中学校卒業生。
12年前にスクールカウンセラーとして町へ戻ってきたが、行方不明になり失踪事件として片付けられた。
学校の主に誘われ、自殺未遂をした四ツ辻の代わりに犠牲になったのではと噂されるが………

28年前、ときと接触してタンネカムイと生け贄の真実を知り、しっかり"とき"とタンネカムイを供養するように主張したが受け入れられず、大人になればどうにかできると信じていた。
スクールカウンセラーとして町に戻ってくると、斗幌中学で4年に一度犠牲者が出ている事象に、国や他の町に協力して解決するべきだと訴える。
が。当時の教頭によって頭部を強打した事による脳内出血で死亡。
埋め立てた跡が残る校舎の地下に遺体を隠され、失踪事件として片付けられた。
ときの犠牲者になりそうだった四ツ辻真の自殺を未然に防いでおり、生徒達からの人望は厚かった。

四ツ辻 真(よつつじまこと)

四ツ辻真

斗幌中学校にスクールカウンセラーとして訪れている女性。
同校出身で、12年前に呪いの犠牲者になるところだったが当時行方不明になった尾﨑先生に助けられ自殺未遂で済んだ。
尾﨑の夢を見た事で何かのお告げではないかと思い込み、12年前行方不明になった尾﨑の遺体を捜すために夜な夜な校舎に現れる。

安西校長(あんざいこうちょう)

ミーハーな斗幌中学校の現校長。
校舎の呪い問題をどうにかしようと今回の件を五獣会に依頼した。
根はいい人だが、気が弱く、モンスターペアレントや教育委員会など、上から強く言われると「いいえ」と言えない。

幽霊・人外

霧島 太陽(きりしまたいよう)

霧島太陽

前作、Distortion Dreamにも登場した4年前の犠牲者、別名・首吊り少年。
3-Cの教室にてるてる坊主を遺しており、学校の主に影響されて生前のクラスメイトを呪い殺してしまった。
彼の作ったてるてる坊主の近くの席に座ると成績が上がるという噂が。
悪霊verでは首を絞める縄に髑髏を通した姿をしている。
誰かが励ましてくれる、と言っている励ましている人物の正体は夢の中の月見柳人で、実際には会っていない。

羽生 翔子(はぶしょうこ)

羽生翔子

霧島同様、Distortion Dreamにも登場した8年前の犠牲者、別名・飛び降り少女。
学校の主の影響で生前自分を陥れたクラスメイトや関係者を呪い殺してしまった。
悪霊verでは一本足の鳥のような姿をしている。
太陽と同じく、夢の中で柳人に励まされ自我を保っていた。

ライム

ライム

悪魔と呼ばれる部類の存在らしい。
通常の姿はカラスで、人間と会話するために人間の姿をとる(生意気そうな少年の姿になる)
カラスが好きな人間に対してはものすごく甘いが、カラス嫌いや自然破壊、動物を虐げる存在に対しては非常に厳しい態度をとる。
ナイトメアこと、マスティマに仕えており、夢と現実を自在に行き来し、マスティマと違って現実で自在に人間の姿をとる事ができるので、メッセンジャーとしての役割を担っている。
慣れると案外饒舌。学校では「中二病」と言われて困惑している。

マスティマ

Distortion Dreamでウリアの宿敵、ナイトメアとして登場した仮面とシルクハットが特徴的なあいつ。
柳人を次の犠牲者として取り込もうとするタンネカムイに対抗しようとするが、夢の中からでは手出しができないらしく、陽介と司の力を借り、夢の力で補助してくれる。

ニボシちゃん

ニボシちゃん

昔、捨て猫だったところを斗幌中学校の生徒に良くしてもらい恩義を感じて化け猫になったギャル猫。
どのくらいの時代に生きていたのか、言動が古い。
霊珠を渡せば能力アップや回復などの補助をしてくれる、おせっかい焼きでもある。
マタタビとピアノと親切が好き。

とき

白い着物の少女。
昔、タンネカムイの生け贄として沼に沈められた少女。
両親や一緒に遊んだ友達が亡くなるなど、生まれた頃から曰く付きで忌み嫌われていた。
28年前にタンネカムイが封じられた鏡が割られ、3-Cの生徒と教師を生け贄にしてタンネカムイが復活しようとした時に、タンネカムイと同化していた彼女が表に出て、半分はタンネカムイの意志を持ち、その半分は嫌われ者や孤独といった寂しさを抱えた少女として斗幌中学校に棲みついた。
尾﨑が唯一犠牲にならなかったのは、彼が祠にやって来たのが最後だった事(丁度落ち着いてきた頃)と「友達になってくれる」のを約束してくれた人物だったため。

地底人みぃたん

今回も懲りずに登場する身長約50cm「みぃたんだぉ」が鳴き声? の謎のUMA。
斗幌中学校の七不思議のひとつに数えられているが、誰一人その姿を覚えている者はいない…のは記憶を消されたためだと思われる。
宇宙人ではなく地底人のくせにUFOに乗るハイテク技術を持つ。
一度も宇宙に行った事はないのだとか。

ゲスト

月見 柳人(つきみりゅうと)

月見柳人

前作Distortion Dreamの主人公「僕」。
ゲームリンクの使用で登場するゲストキャラクター。
夢の中から校舎に干渉している。
兄を見かけてその足跡を追いかけているようだが、二人が夢の中で出会う事は残念ながらない。
タンネカムイの力と彼の潜在的な夢の力が合わさって亡霊が具現化しているが、本人は無自覚。

月見 桂人(つきみけいと)

月見桂人

柳人の兄。
同様にゲームリンクの使用で登場するゲストキャラクター。
柳人を連れていってしまうとマスティマを嫌っているらしいが、タンネカムイも弟を狙っていると知ってどうにかしようと奮闘している。
マスティマと同じく、夢の中から干渉しているため亡霊に苦戦し負傷してしまった。
結構な兄ばか。
魂はウリアやマスティマと同類の、天使と呼ばれる存在の一人で元の名はラビエル。
目の色が碧いのは夢の中で魂の面が見えているためか。

database バツ×ばつ×バツ-呪われた校舎の巻-
update 2020/10/03