2018-12-14

とある僕の幻想*8

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誰の目にも映らない 誰の手も触れない
だって僕は幽霊だから
人のぬくもりなんてわからない

嬉しかったんだよ
あなたが声を掛けてくれた時
僕を見てくれた時
くすぐったい気持ちだったんだよ
僕に触れてくれた温かさ

だから なんだってやったよね
あなたのぬくもりを失わないように
他の誰かが嫌な顔をしたって

だから なんだってあげたよね
あなたが欲しいっていうから
僕の大切なものすべて

でもあなたは
僕を見なくなった
声を掛けなくなった

ねえどうして どうして

やっぱり僕は幽霊だったの
感じたぬくもりは幻だったの
喜びも失いたくなかった感情も
あなたがくれたものは 気のせいだったの

大切にしていたものすべて奪われて
大切だったあなたも去って
最後に何が残ったの

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