誰の目にも映らない 誰の手も触れない
だって僕は幽霊だから
人のぬくもりなんてわからない
嬉しかったんだよ
あなたが声を掛けてくれた時
僕を見てくれた時
くすぐったい気持ちだったんだよ
僕に触れてくれた温かさ
だから なんだってやったよね
あなたのぬくもりを失わないように
他の誰かが嫌な顔をしたって
だから なんだってあげたよね
あなたが欲しいっていうから
僕の大切なものすべて
でもあなたは
僕を見なくなった
声を掛けなくなった
ねえどうして どうして
やっぱり僕は幽霊だったの
感じたぬくもりは幻だったの
喜びも失いたくなかった感情も
あなたがくれたものは 気のせいだったの
大切にしていたものすべて奪われて
大切だったあなたも去って
最後に何が残ったの