2026-07-11

Dark Hunter / 第一章〈15〉

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 青い窓掛けの間から眩い朝日が射し、エリオットは目を覚ました。
 眠たい目を擦りながら起き上がり、しばらく寝台にぼんやりと座る。

 ……エリオットはまだ迷っていた。

 昨晩の勢いを見るに、あの少女、レディ・シャルアローは恐らく一人でも姉を助けにファズガル教団に突撃するつもりなのだろう。

 彼女がエリオットにダークハンターの推薦を求めたのは、あくまでも行動範囲を広げるためと考えるのが妥当だ。
 ダークハンターの資格を持てば、魔動車の利用や一部店舗での割引、一般人侵入禁止区域への出入りが可能になるなど得られる利点は多く、運動能力や精霊術の扱いが少しでもできる人が免許を取るというのは珍しくもなく、ダークハンターに推薦するだけであれば断る理由はない。

 しかし、仲介所を通さずに姉を救出すればいいと言っていた彼女にどんな作戦があるかは知らないが、ダークハンターに推薦した後の責任は取れるかという問題が残る。
 下手をすれば甚大(じんだい)な被害を招き、自分自身がダークハンターとしての免許を剥奪(はくだつ)されてしまう可能性も大いにあるのだ。

 エリオットは結論を出し、すっくと立って窓掛けを思い切り良く開ける。

(あの子を止めよう)

 今回はレディの計画を止め、仲介所で募った腕の立つ傭兵達に任せた上で自分も救出作戦に何らかの形で参加できないか掛け合ってみようと考えた。

 いつものように神官服に袖を通し、枕元に置いてあった首飾りを身に着けて部屋を出た。
 聖銀で造られた鎖の小さな籠に入った(いびつ)な精霊石が水色の淡い光を(たた)え、胸元で揺れる。
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7月18日更新予定
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🐦‍⬛からすの後書きコーナー

エリオットは生真面目で秩序と平穏を重んじるタイプで、復讐を誓ったからといって突撃していく性格ではなく慎重で自分一人ではなく他の影響まで考える人。
ジュブナイル系のRPGなどでは結構突っ込んでいく主人公が多くて、私としてもそれは直情的で魅力的なんですが、エリオットは少し違って。一人で復讐対象に立ち向かうというより「復讐のためには他人の力が必要」だという事を認識しています。
一人で突っ走れば同じ目的の人達の足を引っ張る事になる、それが結果的に復讐の目的を遠ざける、そんな考えを持っています。

……と、ここに書いたのはなんとなく物語としてキレが悪い展開なのかなぁと自分で思ったからです。やっぱ激情とか感情的に動いたほうが読む分には楽しいのかなーと…
後書きが長くなる始末(笑)

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